日本維新の会が、10月31日の衆院選で当選した議員に対する10月分の文書通信交通滞在費(文通費)100万円を党所属議員から「特別党費」として党に対する寄付として集め、全額を寄付する方針を固めたことが15日、分かった。集めた特別党費の寄付先を検討している。複数の関係者が明らかにした。 文通費は給与やボーナスとは別に、国会議員1人当たり毎月100万円ずつ支払われる。支出を明らかにする必要はないが、維新は所属議員に公開を課している。国会議員として月に1日でも在職すれば、日割り計算とはならず100万円全額を受け取れるため、橋下徹元大阪市長らが批判していた。 党幹部は「新型コロナウイルス禍で苦しんでいる国民などに届くように寄付先を考えたい」と話している。