ダン・ヒルが経営するアバヴ・ボード・ディストリビューション(Above Board distribution)は、ロンドンを拠点に、いわゆる「P&D」と呼ばれるプレスと流通を請け負う会社だ。クライアントにはクロスタウン・レベルズ(Crosstown Rebels)、リキッズ(Rekids)、ホットフラッシュ・レコーディングス(Hotflush Recordings)などの錚々たる面子が名を連ね、アバヴ・ボードは、そういったクライアントのレコードをプレスし、小売店に出荷している。 アメリカ国内でのレコード盤売上は、CD販売開始後最高の売上を記録した。ちなみに、2014年の売上枚数1400万枚、2015年前半だけでも900万枚を売り上げた。この事実を知れば、レコード・ビジネスは昇り調子だ、と楽観したくもなる。しかし、業界全体のセールスが破竹の勢いで伸びているにも関わらず、ダンが扱っているインデ
![アナログ盤の流行を素直に喜べない エレクトロニック・ミュージック界隈](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/567b202e6ad61ef53a6c37d78e8cda8626a586d5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fvideo-images.vice.com%2Farticles%2F5a7c38b1a3270243d67ceda7%2Flede%2F1518090583537-0.jpeg%3Fimage-resize-opts%3DY3JvcD0wLjk5ODR4dzoxeGg7Y2VudGVyLGNlbnRlciZyZXNpemU9MTIwMDoqJnJlc2l6ZT0xMjAwOio)