横浜市のみなとみらい地区。中央がパシフィコ横浜=横浜市西区、本社ヘリから、松谷常弘撮影今回のAPECで初めて導入される無人警戒艇=警察庁提供 横浜市のみなとみらい(MM)地区で7〜14日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)が開かれる。横浜ランドマークタワーを始め、一帯は国内有数の観光・商業スポット。警察側は、過去最大だった北海道・洞爺湖サミットを1千人以上上回る4万3千人態勢で警戒に当たる。期間中、車両は大幅に制限され、一般の宿泊を受け付けないホテルも。事実上、封鎖状態になりそうだ。 APECに参加するのは21の国と地域。13、14日にある首脳会議には米オバマ大統領も出席予定で、ファーストレディーも含めると80人以上の要人が警護対象になる。 首脳級の会議は、かつては大都市で開かれることが多かった。しかし、2001年の伊ジェノバサミットで20万人規模のデモが起きたことを契機に、2年前