ニコニコ生放送で2010年11月23日夜に配信された討論番組「激震!尖閣映像流出とメディアの未来」。津田大介氏や西村博之氏、上杉隆氏などネットで人気の論客たちが集まって、尖閣ビデオの"流出事件"を契機に浮かび上がったネットとマスメディアの関係を様々な角度から論じ合った。 2時間以上にわたる番組全体が刺激に富んでいたが、最後の締めとして東浩紀氏が語った言葉は、その役割にふさわしく秀逸なものだった。「これは僕の推測でしかないんですが......」と断りながら東氏が言及したのは、渋谷などで起きた「反中デモ」と今回の「ビデオ流出」の関係だった。 東氏は「反中デモがあったが、それをメディアが報道しないということが何回か続いた」と前置きして、こう語った。 「僕は、最初ビデオ流出を見たとき"それ"を思い浮かべたんですよ。なぜアレ(=尖閣ビデオ)がネットに行ったのか。それは、(マスメディアが)反中デモをず
![「メディアの大衆コントロール力は落ちている」 東浩紀が分析する「反中デモ」と「ビデオ流出」の関係](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d8ec7e5a1316dafee94cb6b630a17f5f8850f16e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.cdn.nimg.jp%2Farticles%2Fimages%2F8654%2F4314l.jpg)