「選ばれる側」と「選ぶ側」 『M-1』『R-1』『キングオブコント』に『THE W』・・・ もはや言わずと知れた、毎年民放各局で開催されているお笑い王者を決める大会であるが、何を隠そう、お笑いが大好きな私はこれらの番組を欠かさずチェックしている。 毎回テレビの前で、披露される演者のネタに対し「おぉ、これはおもしろい!」と爆笑したり、「うーん、このネタはいまいちだなぁ」と失笑したりしながら、「これは高得点!」とか「残念ながら彼らに票は入れられないな」などと、まさに審査員気取りで楽しんでいる。 おそらく、ほとんどの人がこのような鑑賞の仕方をしているであろうから、このことは共感を得られやすいと思うのだが、この手の大会でよくあるのが、「これはいい点数出てるんじゃない?」というネタが思いのほか点数が低かったり、「今年はこの人たちに違いない!」と確信した芸人がグランプリを逃したりするということだ。 確