日本民謡——それはこの国にいにしえより伝わる伝統的な歌唱曲のこと。これまで「老人のためのいなたい音楽」と思い込んでいた自分の不明を恥じたのは、現代における民謡の伝道師的バンド、民謡クルセイダーズを聴いたから。同バンドの発起人である田中克海さんは、TOWN TALKでもその活動の一端を紹介してくれたので、同じ気持ちを抱いている人も多いだろう。というわけで、横田基地のある福生の米軍ハウス(そう、かつて大滝詠一や細野晴臣をはじめ、数々のアーティストたちが暮らした伝説の場所だ)に住む田中克海さんに聞いた。なぜ今、民謡なのか? ——最初にバンドを組んだのはいつ頃だったんですか? 中学生の頃です。最初に組んだのは、横浜銀蝿とザ・モッズのコピーバンドでした(笑)。ただ、普段聴くのは洋楽のほうが多かったですね。80年代の頭くらいで、洋楽が盛り上がっている時期でしたから。『ベストヒットUSA』や『ビルボード
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