ここ数年、オリヴィア・ロドリゴに代表されるように、とりわけアメリカ合衆国の若い女性にポップ・パンクのリバイバルが起きている。 一年ほど前だが、ガーディアンに‘There are no rules now’: how gen Z reinvented pop punkという記事があった。ここでもちらっと触れられているようにファッションにおいての20年周期というのもあるのだろう。 「〇〇リバイバル」はファッション業界における商業的常套手段でもあり、一周回ってアリとする商業戦略にすぎないと考えるとシニカルになってしまうものの、単純だがやはりギターがかき鳴らされるというのはロック好きのおじさんとしては反射的にうれしく感じてしまう。 一緒にするなと感じる人もいるかもしれないが、ザ・リンダ・リンダズがレイシズムやセクシズムへの怒りを歌うのに象徴されるように、女性に加え様々なルーツを持つミュージシャンも