2012.08.07 Vol.620　ものづくり企業に欠ける視点 「楽天写真館(60450)」 [ ファッション ] サンフランシスコはジーンズのホームタウンです。ジーンズ生みの親リーバイス本社も、ジーンズ主体の製造小売業として成長したＧＡＰ本社もサンフランシスコにあります。 ＧＡＰ創業時は現在のような製造小売業ではなく、主にリーバイスのジーンズを販売するジーンズショップチェーンでした。Wikipediaで検索すると、「1969年にユダヤ系アメリカ人のドナルド・フィッシャー (Donald Fisher) とドリス・フィッシャー(Doris Fisher)兄弟によって始められたGAPは、ヒッピー運動と関連して注目されるようになってきた子供と大人の間、いわゆるティーン世代をターゲットにした洋服を手がけることで急成長することになる。1990年までリーバイ・ストラウス社のジーンズを店頭で扱って

5月から7月にかけて開かれたワーキングウエアの展示会では様々な新しい商品が打ち出されたが、そのなかでも印象に残ったのが、旭蝶繊維（広島県府中市）のポケットレスのＥ141シリーズ（写真）。精密機械や食品関連の工場では工場内への持ち込みを一切禁止しているところが多い。異物混入による事故を防ぐためだ。 また、よくお正月に神社や寺院のお賽銭を銀行員が数えるシーンをテレビのニュースなどで見かけることがある。あの銀行員もポケットレスの服を着ていることが多い。別に神社やお寺から頼まれて着ているわけではないが、銀行側が配慮してそういったポケットレスの服を着ているそうだ。 「恐る恐る展示会に出して見たが、各社の展示会のなかでこの商品が一番印象に残ったと言ってもらったお客さんが多かった」と話す旭蝶繊維の児玉賢士社長。国内の工場でわざわざポケットを“つぶす”作業が意外と多かったことから商品化してみたが、意外な反