[GDC 2011]ゲームは生活のさまざまなところに入り込んでいる。研究者の提唱する「スマート・ゲーミフィケーション」の時代 ライター:奥谷海人 GDCにおいて毎年恒例となっている催し「シリアスゲーム・サミット」は,社会行動学から医療分野まで,エンターテイメントとは異なる分野に展開するゲームについて論議する専用のミニ会合である。 今年のシリアスゲーム・サミットで,突然のように熱く語られだしたのが,「ゲーミフィケーション」(Gamification)という業界の最新用語だ。 ゲーミフィケーションについては,以前の連載記事「奥谷海人のAccess Accepted 第284回:ゲームが社会の一部として活用される時代」で言及しているので,興味のある方は先にそちらを読んでいただくのがいいだろう。要はゲーム的な要素を,本来ゲームとは関係のないコンテンツやサービスに当てはめて,ユーザーの興味を獲得しよ