■[漫画]「最強伝説黒沢 10〜11」 福本伸行 なんだかんだで1巻から追いかけてきた黒沢さんですが、ついに完。ついにというか無理矢理にというか。うーんなんと言ったらいいのか…。この最後はありなのか無しなのかつったらギリギリで成立してるけど無しだよなあ。夢オチクラスのなしなような。 というか黒沢は意外と理屈っぽかった。最初は現実を見ることすら出来なかった黒沢が現実を見るようになって、自分の弱さやら存在感の軽さやら絶望やらといったものに直面してから暴力に出会い、意味もなく打ちのめされて打ちのめされて立ち上がるっつう感じであったんだけども、どこかで自分の正当性というものを主張するためにいやに理屈っぽくなっているような。 まあともかく、福本先生のおっさん人生ギャグマンガだと思っていたら、最終的に落ち着いた所がわりとまともな話であった。いや内容としてはまともじゃないんだけど、語るべき内容としては