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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (13)

  • 空中キャンプ - ほんとうにおもしろい人とは

    ほんとうにおもしろい人とは、どういう人か。つい最近だが、何人かで話していて、そんな話題になった。それはたとえば、会話のセンスや、頭の回転のはやさ、といったことなのかも知れないが、それ以上にたいせつなことがあるのではないかと、わたしたちはかんがえていたのだ。その場にいあわせた者はみな共通して、「ずっとふざけっぱなしの人は、あんまりおもしろくない」という見解をもっていた。いくら会話のセンスがよくても、いつもふざけている人、基がふざけている人というのは、なんだかめりはりがなくて、おもしろさがいまひとつなのである。 「ではおもしろさとはタイミングか」と、べつの誰かがいった。たしかにそれはあるとおもった。いつもふざけている人にはタイミングが存在しない。おもしろい人は、ここぞという機会を狙ってくる。それ以外では、わりとふつうな顔をしていたりする。「なるほどそれはあるな」と、わたしもおもった。また、今

  • どうして、僕のお父さんとお母さんは、けっ婚したんですか?

    【問】どうして、僕のお父さんとお母さんは、けっ婚したんですか? もしかして、り婚をすることはありますか? しんぱいなので教えてください。(八歳・男子) 【答】こんにちは。世田谷区子ども相談室です。お元気ですか? 今回は、手紙をくれてどうもありがとう。とても読みやすい字でしたよ。でも、手紙を書くときに、チョコレートをべるのはよくないわね。さて、きみの質問はとてもむずかしいので、きちんと答えられたかどうか、私にもよくわかりません。でもがんばってかんがえてみたので、ぜひ読んでくださいね。 どうして人はけっ婚するのかしら。かんがえてみると、とてもふしぎですね。私はおもうのですが、世の中には、「がんばれば、かならずうまくいくこと」と、「いくらがんばっても、うまくいくかどうかわからないこと」のふたつがあるように見えます。たとえば勉強は、「がんばれば、かならずうまくいくこと」の代表ね。もちろん、人によ

  • 空中キャンプ - わたしの祖父

    「ほら、これ、つかまり立ちの写真」と、弟はわたしに、携帯のカメラで撮った写真を見せた。十ヶ月の息子。ちゃぶ台に手をのせて、立ち上がっている。あいつはすでに父親なのである。去年の暮れに、はじめての子ども、男の子が生まれたのだ。めでたいことである。 弟の嫁は、がんらいきわめて頑迷な性格で、息子の名前を決めるさいも、周囲の意見をすべてきっぱりとはねのけた。「なんか、だせえ名前だけど、あいつがそれじゃなきゃいやだっていうから」という、いささか消極的な理由で、弟は、息子の命名にかんするあらゆる権利を放棄せざるをえなかった。結果、わたしの甥っ子は、いまひとつぱっとしない名前をつけられ、一日におむつを七枚ずつ消費しながら、元気に生きているという。なんだかふしぎなものだ。息子の話をする弟。こいつには、子どもがいるのか。すげえな。「息子のつかまり立ち」をたのしそうに語る弟をながめながら、わたしは感慨をおぼえ

  • 空中キャンプ もう背伸びしません

  • 空中キャンプ - 身も蓋もない

    人の音ってやつは、たいてい、身も蓋もないものである。女の子だって、わりと心にもないことをすらすらいうもので、なかなか音の部分が出てこないが、それは女性たちが、わたしの音は身も蓋もないものである、という事実を認識しているからだともいえる。やはり、「ねえ、貯金いくらあるの?」などと、ものすごい直球を投げてくる女の子はそういない。わたしだって、「きみ、何カップ?」だの、「俺の下半身でいちばんどこがすき?」だのといった質問は控えている。やはり、身も蓋もないからだ。 しかし、それにしても、三砂ちづる女史である。彼女の著書「オニババ化する女たち」(光文社新書)の、身も蓋もないことといったら、読んでいるこっちが心配になってしまうほどで、男性であるわたしは、べつにいいんだけど、女性にとっては、このはどういう受け入れられ方をするのだろうか、などと、いろいろ考えてしまった。このの主旨を要約すると、「

    aqua39
    aqua39 2006/06/23
    本当に身も蓋もないけど笑った
  • 空中キャンプ - まだ、やってるよ

    わたしの心にはいつも、十四歳の自分がいる。三十四歳のわたしを、じっと見つめているのだ。そして、今のわたしに対して、OKをだしたり、だめをだしたりする。あいつはけっこうきびしい。わたしの行動に目を光らせている。 最近のわたしは、かなりだめだろう。以前から、「これを買ったらおしまいだ」とおもっていた、おやじ電化製品のひとつ、電気かみそりをかってしまったのだ。ひげを電気かみそりで剃るようになったら、おやじのはじまりである。わたしも、三十三年間、がまんしてきた。でも、このところのあまりの朝の寒さに耐えかね、ふとんの中でひげを剃りたいなどとふざけたことを考えたわたしは、つい電気かみそりを買ってしまった。これは便利だ。ひげをお湯であたためる必要性も、クリームをつけてていねいに剃る時間もいらない。ウィーン。ねながら剃ってますよ。ひげ。十四歳のわたしが、ふとんの中で電気かみそりをウィンウィンやっている、今

    aqua39
    aqua39 2006/01/24
    イイ
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20051226

  • 2005-12-27 - 空中キャンプ

    もう、ここでびしっと決めますよ。映画のいちばんはなんだ。今年の映画でいちばんおもしろかったのはなんだ。それを決定させる。そのための回答をいただきました。たいてい、こういう話になると、「まあ、どの映画おもしろいかってのも、人それぞれだからね」などと、話をぼんやりさせようとする輩がおりますが、そういうことじゃない。 今から発表する映画が、2005年でいちばんおもしろかった映画です。もう、ぜったいにいちばんです。ちなみに、1日に書ける文章の量をオーバーしてしまったので、三日にわけて書きます。 今回は、ぜんぶで53人から回答してもらいました。去年の倍。男女比は、30:23で、すこし男性がおおい。以下のフォーマットに沿って答えてもらいました。 名前(id、もしくはテキトーな名前)/性別 2005年に劇場公開された映画でよかったものを3つ教えてください 2で選んだ映画の中で、印象に残っている場面をひ

  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20051218

  • 空中キャンプ - もっとほめたりほめられたりしたい

    わたしがいつも、おもしろいなあとおもうのは、女性というのは、女性同士、顔をあわせると、とにかくおたがいをほめあってよろこんでいるということだ。あれはなんなんでしょうか。ぜんたい的にあれはなんだ。男にとっては、実によくわからない女性の行動のひとつである。なにかといえば、髪がかわいい、コートがかわいい、がかわいいと、ひたすらおたがいをほめまくり、ひとしきり相手を賞賛しあうと、ああすっきりしたといわんばかりの顔で去っていく。 男には、そもそも相手をほめるという発想がない。そういったコミュニケーションの手段がおもい浮かばないのである。だいたい、おたがいをほめあっている男同士というのも、かなり不可解なものがある。そんなやつはいないだろう。なんか、気持ちわるいよ。考えてもみてほしい。おたがいをほめあう男同士というものを。 「おまえ、今日も髪型がばっちり決まって、男前だなあ」 「そういうおまえだって、

  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20051214

    aqua39
    aqua39 2005/12/15
    応募は、12/23まで[参加企画]
  • 空中キャンプ : 神はお怒りです

    たとえば、ペットボトルのふたがしまっているのに、そのまま飲もうとして、ふたに口をつけてしまう。おそらくみなさんは、そのようなちいさなミステイクは、たいしたあれではないと思っているであろう。あまいね。その時、神はノートに正の字を書いている。見逃さないのだ。神はどんな凡ミスもきちんと調べ上げる。発車しようとする電車にむりやり乗り込んで、あなたのかばんがドアにぐっさりはさまってしまったときも、神はノートに正の字を書く。だから気をつけた方がいいよ。神、けっこう見てる。そして神は、そんな凡ミスに、きちんと罰をあたえるのだ。ゆえに汝も心得ておくがよいです。 2ウィークアキビューを1ヶ月つけて、節約したかのような気になり、満足する。神はそういうせこさをとてもきらっている。もちろん、神は正の字をつける。2ウィークは2ウィークだ。4ウィークスアンド3デイズじゃない。神はお怒りである。また、生まれてこの方、女

  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20051010

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