2013年8月19日のブックマーク (1件)

  • 独特スマート運転室 : 鉄の掲示板 : 企画・連載 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    大阪市と堺市を結ぶ阪堺電気軌道には、今では珍しい電動貨車がある。1954年製「デト11」だ。クレーン付きトラックに役割を譲るまで、半世紀近く資材輸送を担った。我孫子(あびこ)道車庫(大阪市住吉区)に保管され、スマートな運転室がレトロで異彩を放つ。 両端の運転室は幅約1・5メートルで運転士1人が立つのがやっと。その理由は、運転室間の荷台(長さ約8メートル、幅約2・2メートル、積載量6トン)にある。長いレールは運転室脇も通し、前後に突き出して積める工夫をしている。 主に手作業での荷降ろしは時間がかかり、2000年に一線を退いた。運行用車両としての登録「車籍」がないため営業線は走れないが、車庫内の専用線で“現役”を続行。電車の検査・修繕に必要な機器などを運んでいる。