ビジネスシーンにおいてデータはどのように活用すべきなのか。さまざまな業界のスペシャリストにお話を伺うインタビューシリーズ。今回は、ファッションアプリiQONを運営する株式会社VASILY CEO 金山裕樹氏です。徹底的にデータ同士の相関を見ることでVASILYを成長させてきた金山氏に、データ分析の可能性や限界について伺います。 君が神だとしてもデータを持ってこい ─── さっそくですが、金山さんにとってデータとは? その質問難しいね。僕にとってのデータは、ふたつの考えがあります。ひとつは意思決定ツール。もうひとつはコミュニケーションツール。 社内でいろいろな企画や意思決定するときに口酸っぱく言うことがあります。「君が神だとしてもデータを持ってこい」ってね。そのくらいデータは信じてますね。 日々いろいろな意思決定が発生するなかで、僕たちが大事にしているのは、“インテリジェンス”。日本語で言う