警視庁に今年摘発された来日外国人に占める割合が、中国人を上回るペースで増えていることが判明したベトナム人。その背景には«ボドイ・ジャパン»と呼ばれる独自のグループの存在があるとされる。ボドイは「兵士」を意味するベトナム語で、捜査関係者によると、多くは、在留資格を失った元技能実習生とみられ、フェイスブック上などには、仕事や住居の斡旋(あっせん)、預金通帳や偽造身分証の売買などのやり取りがされている。 出入国在留管理庁によると、令和4年末時点のベトナム人在留者は全国で約49万人で、10年前のほぼ10倍。このうち実習生は全実習生の半数となる約18万人を占める。 ただ、不法残留者も増加。今年1月1日時点のベトナム人不法残留者は前年比6560人増の1万3708人。4年に失踪したベトナム人実習生は6016人で平成25年比で7倍に上った。 多くの実習生が失踪するのは、別の企業に移る「転籍」が認められてい
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