心理学に基づく症例分析によれば先延ばしをする人のタイプは大きく6つにわかれ、かつ誰でも必ず当てはまるという。解決のための第一歩は自身のタイプを把握すること。対人心理学の専門家がタイプ別グズの裏心理と根本治療のための処方箋を解説する。 スリル偏向タイプは、スタートダッシュが遅いことが特徴です。提出期限が1週間先という書類には数日は手をつけず、ぎりぎりになって猛然と取りかかります。 このタイプは、プレッシャーがあったほうが仕事ははかどると考えています。直前までなにもしないのも自分にプレッシャーを与えるためで、わざと自分を危機的状況に追い込み、火事場の馬鹿力を発揮しようというわけです。 たしかに心理学には「締め切り効果」と呼ばれる効果があり、締め切り直前になると普段より集中力が増すことが知られています。ただ、それと仕事の完成度は別問題です。多くの場合、やっつけ仕事になってクオリティが下がったり、