手軽な交通手段として利用が広がっている電動キックボードについて、警察庁の検討会は、一定の条件を満たした車体は運転免許を不要としたうえで年齢制限を設けるべきだなどとする新たな交通ルールの方向性を取りまとめました。 これを受けて警察庁は、道路交通法の改正案を来年の通常国会に提出する方針です。 電動キックボードや自動配送ロボット、それに電動式の立ち乗り二輪車など、新しい小型の乗り物の開発や普及が進む中、警察庁は有識者による検討会で新たな交通ルールの在り方について議論を進めてきました。 このうち電動キックボードは、現在、原付きバイクなどとみなされ、運転免許が必要ですが、このほどまとまった最終報告では、最高速度が時速20キロ以下の車体については「小型低速車」と位置づけ免許を不要としたうえで、車道だけでなく自転車専用レーンなども走れるようにすべきだとしています。 一方、年齢制限を設けて16歳未満の運転