印刷 関連トピックス菅直人原子力発電所 「ポスト菅」の有力候補である野田佳彦財務相は16日、「完全に原発をゼロにするのは個人の夢としてはあるかも知れないが、政府として前提にするのはそう簡単ではない」と述べ、将来も原子力発電を続ける立場を鮮明にした。横浜市内で記者団に語った。 菅直人首相が将来の「脱原発」社会を目指すと表明したことを受けた発言。野田氏は「当面の電力不足を考えた場合、安全性を確認しながらどうやって原発を稼働してもらうか、地方の皆さんに頭を下げてお願いすることもあるかもしれない」と述べ、首相とは一線を画した。この日、横浜市で開かれた討論会では「電力の不安、電力料金の問題が重なり、企業が日本を出て行かなければいけないことになってはならない」とも語った。 関連記事〈ロイター〉前回介入時とは違う値動き、動向を注視している=野田財務相(5/5)「3月とは状況違う」 円高受け野田財務相