大手食品メーカー「明治」(本社・東京)の大阪工場(大阪府高槻市)がアルバイトの採用面接で、応募者に体重やウエスト、既往歴などを書面で尋ねていたことがわかった。こうした質問は10年以上前から続いており、公共職業安定所(ハローワーク)は職業安定法に抵触する恐れがあるとして行政指導を実施。同工場は質問の書面を廃止するという。 【画像】採用面接での不適切な質問の事例は… 同社によると、大阪工場ではチョコレート菓子を製造しており、約750人が勤務する。製品の製造や検品の業務にあたるアルバイト従業員を募集する採用面接で、「面接票」を会場に集まった採用希望者に渡し、面接前に記入させていた。面接票は通勤時間や最寄り駅などを聞くと共に、10年以上前から身長や体重、ウエストなどを尋ねていたほか、2015年から既往歴や労災歴などについても記入を求めていたという。 職業安定法は、業務に直接関係ない個人情報の収集を