安置所に遺体次々と 100人発見の情報も 宮城・名取2011年3月13日6時31分 人口7万3千人余りの宮城県名取市では、約100人の遺体を発見という情報もある。12日昼ごろから、収容された遺体が市内の体育館に次々と運び込まれた。入り口はシートに覆われ、悲痛な面持ちの家族や知人らが出入りした。関係者によると、遺体はフロアに並べられ、体についた泥や汚れを市職員らが丁寧に拭き取っているという。 同市愛島塩手の今野久治さん(65)は、市内の閖上(ゆりあげ)地区に住んでいるいとこの家族と11日から連絡がつかない。ニュースで、閖上地区が水浸しになっているのを見た。「海の底になっていた」。遺体が体育館に運ばれているとラジオで聞き、駆けつけたが、「親戚がいるかどうかは、すぐには確認できないらしい。どうしようもない。残念だ」と涙を浮かべた。 会社員高橋勇さん(41)は、閖上地区の特別養護老人ホームに103