発達障害を公表している、モデル・俳優の栗原類氏の母、泉さんが著書『ブレない子育て』で語る子育て理念が、「子どもに障害があるなしにかかわらず役立つ」「読むと勇気が出る」と、静かな話題を呼んでいます。 子育てをしていると、「〇×をすべき」「〇×をすべきでない」と不安をあおるような情報や、周囲からの声に悩まされることがあります。さらに、発達障害の子どもの場合は、周囲の理解が得られないことも多く、悩んでしまうことが多いといいます。 そんななか、「他人から見て『いい親』ではなかったとしても、『子にとってベストな判断をしている』という強い気持ちが大切」と語る泉さんに、これまでの子育てで気をつけてきたことは何かを伺いました。 ■思い悩まず、「必要なこと」「できること」をやる 類が8歳の時、当時在住していたニューヨークで発達障害と診断され、その席上、私自身も典型的なADHDであると告げられました。類には「