学長リーダーシップの条件 作者:出版社/メーカー: 東信堂発売日: 2019/12/09メディア: 単行本(ソフトカバー)経営学において研究されてきたリーダーシップ論と同じ部分と異なる部分について知りたいと思った。たとえば、金井・高橋(2004)では、観察、インタビュー、質問紙調査の回答を対象とした因子分析などから、多くの研究において「課題(仕事)関連」と「対人関係(人間)関連」の「ロバストな2軸」が見られるという(本書とはまったく関係なくいま二宮が進めている研究に関連して、この2軸はあくまでもリーダーシップに関する研究なので、これを一般的なコンピテンシーへ「応用」する際にはそれなりのロジックが必要である)。たとえば、日本におけるPM理論では、P(Performance function)が「課題(仕事)関連」であり、M(Maintenance function)が「対人関係(人間)関連」