8日に起こった安倍晋三元首相の銃撃について、テレビ各局は報道特番を長時間放送した。 その結果、放送予定だった番組が休止された。 フジテレビ『坂上どうぶつ王国』、日本テレビ『竜とそばかすの姫』、テレビ朝日『マツコ&有吉のかりそめ天国』、TBS『この歌詞が刺さった!“グッとフレーズ!”』などだ。 ただしテレビ東京はほぼ通常の編成だった。 午後帯で速報を入れることはあったが、夜帯はアニメやバラエティなどを普段通りに放送した。これらに対してSNS上では、「テレ東に感謝します!」「各局何時間も特番流すほどの情報が何かあるわけ?」などの声が寄せられた。 この日の視聴率動向をみると、SNS上の発言が裏付けられる。 夜帯の報道特番は、必ずしも見られていなかったのである。どうやら特番ラッシュは、正しい編成とは言えないようだ。 持続しなかった関心 この日の視聴率推移を、前4週平均と比較してみよう。 ビデオリサ
元テレビ朝日ニュースデスクが解説 安倍晋三元首相が殺害されるという衝撃的な事件が起きた昨日、テレビは当然のことながらその事件報道一色に染まった。「襲撃されて心肺停止状態」という第一報から、テレビ東京系列を除きほぼ全ての通常編成の番組は予定を変更して特番となり、深夜まで繰り返し安倍元首相殺害関連の事件に関するニュースのみが放送された。 元首相殺害は断じて許されない。非難すべき犯罪だ。しかし、今日という日は選挙の前日でもあり、私たちはこの事件を冷静に捉える必要もある。そういう意味でも、テレビ報道に関しておかしなことはなかったのか、分析しておく必要があると考えた。 長年テレビ報道に関わってきた筆者が、テレビ報道に感じた「違和感」をみなさまに伝えることにわずかなりとも意義があると思い、この文章を書くことにした。感じた「違和感」はいくつかある。 (1) なぜ「宗教団体」の名前を明かさないのか 安倍元
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く