と、2018年5月12日の、GLIM SPANKY初の日本武道館ワンマンに行って思った。すばらしいライブだった。で、なんとも感慨深い気持ちに包まれながら、全25曲のライブを堪能させていただいた。 ただし、その感慨、「遂にここまで辿り着いたか、この人たち」みたいなことではない。GLIM SPANKY、武道館くらい余裕でできるようになるだろうと思っていたし。むしろ、「武道館すっ飛ばして横浜アリーナとか幕張メッセとかに行っちゃうかも」とすら思っていた。ある部分はオールド・ウェイヴだけど、ある部分は普通に今の若者たちである松尾レミと亀本寛貴、ふたりとも日本武道館というハコに対する思い入れとか、特にない様子だったし(という印象を、最初にインタビューした時に受けました)。 僕が感慨を覚えたのは、武道館を埋めたお客さんに対して、なのだった。 2014年にGLIM SPANKYがデビューした時、まっ先に飛