ベンチャー発のガジェットも図式は同じ ここまで見てきたのは、ほぼ完成品に近い製品を取り売りで仕入れるケースだが、ベンチャーが全く新規のガジェットを企画し、海外の業者に製造を委託する場合でも、基本的に図式は同じだ。 中でも、納期の遅延をソフトウェアのバージョンアップで挽回しようとするものの、最終的にコケるパターンは、もはやお約束といっていい。近年はオンラインアップデートにより、ユーザーの手に渡ってからソフト面の改善を行うことが可能になったが、経験が浅い担当者の手に掛かると、この便利な仕組みもトラブルによる納期遅延の特効薬として使われてしまう。 どういうことかというと、トラブル続出で納期が間に合わず、予約していたユーザーや仕入を予定していた販売店からの苦情は殺到、また営業部などからもクレームの嵐という場合、担当者はお茶を濁すために、後日のファームウェアアップデートを前提に、ひとまず不完全な状態
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