藤田氏をワイン沼に導いた張本人であり経営者の先輩・GMOインターネットグループの熊谷正寿代表。つい先日も一緒に飲んだばかりだという熊谷氏は、この対談のために特別なワインを準備して待っていた。 大切な接待でワインは大きな意味を持つ 藤田 この間はありがとうございました。久しぶりに衝撃的なワインでした。あのDRCのラ・ターシュ、香りがもう本当に香水みたいで。どうやったらもう一度、あのワインが飲めるのか、あれからずっと考えています。 熊谷 お店のメニューには載っていない1974年のDRCのセットだったけど、せっかく藤田くんと一緒だし、と思ってラ・ターシュを飲んだら美味しくて。そこから一気にリシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァンまで空けちゃった(笑)。僕も、DRCの同じ年のヴィンテージの“横飲み”は生まれて初めて。でも、3本はちょっと飲みすぎたかな。 藤田 もともと25歳くらいまで、まともなものを