渋谷・桜丘の駅にほど近いエリアは、駅周辺の再開発のため、2019年1月7日に閉鎖されることが決まっている。 廃道になる直前にはほとんどの店が立ち退き、その「廃墟感がエモい」とTwitterなどで話題になっていた。2018年のおおみそか、筆者も現地にいって写真を撮ってきた。 憂鬱な年末年始と、消滅する街・桜丘 年末年始はいつも、ちょっとだけ憂鬱だ。 家族の集まり的なものがあまり好きではないのに、ほかに行くところもない。できるだけ紅白歌合戦が始まる直前に家に帰ろうと外をブラブラしていた時、ふと思いついたのが桜丘だった。 職場が近いこともあって、桜丘にはときどき行っていた。スクランブル交差点や道玄坂ほど人は多くなく、それでいて、隠れ家的なバーや居酒屋が多い。渋谷の中でも好きなエリアだった。