博士課程に進学する人の憧れ、学振DC。通称学振。これは月に給与が20万ももらえる素敵な制度で、さらに研究費もつくというスペシャルな待遇である。「学振持ち」なんて言葉があるが、学振が無いと収入がゼロになる(RA、TA等を除く)ので、これがあるかないかで博士課程在籍時の暮らしっぷりは変わる。 自分は残念ながら学振DCに採用されることが無かった。当時は負け組であると自覚している。それはそれはつらい生活で、修了後の借金に怯えながら日々戦っていた。ということで恨みを込めて学振DCの批判をしよう。 実は学振DCが何のために存在するのか知らないし調べる気もないのだが、おそらく優秀な研究者になるであろう者が研究に専念できるように金銭を補助するという意図であろう。もしそうであるのならば、学振DCは機能していないケースが多い。 まずはこの20万円という金額。もちろん就職組にはかなわないが、それなりの収入であり