鳥栖市は1日から、市内にあるベストアメニティスタジアムと北部グラウンドの二つの市施設について、ネーミングライツ(命名権)を取得する企業を募集する。命名権を持っている会社が年内で期間満了となる契約を更新しないためで、サッカー・J1のサガン鳥栖の本拠地である同スタジアムは、来年から新しい名称となる見通しだ。(大島朋幸) ベストアメニティスタジアム(京町)の正式名称は「鳥栖スタジアム」で、1996年に完成した。観客収容数は2万4490人で、Jリーグの試合などが開催されている。北部グラウンド(弥生が丘)は、サガンの選手が練習場として使っている。 市は、収入増などを目的にスタジアムの命名権を売り出し、食品卸売会社「ベストアメニティ」(福岡県久留米市)が2008年からの3年契約(契約料年間約3000万円)で取得した。11年に更新し、昨年からはサガンがJ1に昇格したため、契約料が年間約5000万円に変更