「仲間がいたから頑張れた。これからも大事にしていきたい」と感謝するチームメートらに囲まれて笑顔のオナイウ(中央上)=埼玉工大グラウンド 県高校サッカー界を代表する褐色のストライカーが夢だったプロの舞台へ―。正智深谷のエースFWオナイウ阿道が来季のJ2千葉加入が決まった。千葉以外にも複数のJリーグのクラブから誘いがあった有望株で、同校から直接のプロ入りは2人目だ。類いまれな攻撃センスと嗅覚で相手ゴールを陥れ、Jリーグで翔(はばた)く。 神川町出身のオナイウは父アダムスさんがナイジェリア人、母園子さんは日本人。抜群の運動神経と身体能力は親譲りでアダムスさんはサッカー、園子さんはバレーボールの選手だった。 小学2年生でクラブチームの神川パルフェに入団し、中学生はFCコルージャでプレーした。「5年生のときに6年生の試合に出てサイドハーフをやったくらい」(オナイウ)でFW一筋の生粋のストライカーだ。
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