1日夜にベトナム・ハノイで開かれたクアン国家主席夫妻主催の晩餐(ばんさん)会で、グエン・ディエン・チエウ盲学校の子どもたちと音楽プロデューサー・小室哲哉さんが一緒に演奏を披露した。 演奏したのは同校の生徒5人。小室さんのキーボードとともに、日本の童謡「赤とんぼ」やベトナムの楽曲を民族楽器で奏でた。天皇、皇后両陛下やベトナム側の要人、同校を長年支援してきた俳優・杉良太郎さんらが拍手を送った。 横笛担当のグエン・ドク・ティエンさん(17)は全盲だ。実家から遠い同校に通い始めてホームシックになったとき、親しい友人が隣で横笛を吹くのを聴いたのが音楽を始めたきっかけだった。「たくさんいるメンバーの中から選ばれ、両陛下の前で演奏できることが誇らしいです」。小室さんとは2月28日午後に初めて練習したが、「すぐにぴたっと合わせてくれて、本当にびっくり」と興奮していた。 同校の元教師で、音楽の支援をしている
サッカーのJリーグでは今季から、試合終了後に審判側と両チームの代表者が一緒になって判定を検証することになった。勝敗を分けたPKや退場を巡る判定の正誤など、踏み込んだ議論をする。審判側はこれまで、個別の判定への見解を示してこなかっただけに、世界的にも極めて珍しい試みだ。23日のJリーグ理事会で正式に決まる。 対象となるのは、J1~J3の全試合。試合全体を管理監督するマッチコミッショナーの立ち会いの下、映像を見ながら試合を振り返る。担当した審判は直接参加しないが、審判を評価する役割で派遣されている審判アセッサーが審判から判定の根拠など話を聞いた上で審判側代表として参加。両クラブからは社長ら代表者が席に着く。 判定や試合結果が覆ることはないが、PKや警告、退場など、判定の妥当性や正誤についても協議、審判アセッサーがその場で誤審を認めるケースも想定されている。 今回の試みは審判側とチーム側がコミュ
昨年8月、全国高校サッカー選手権の予選にあたる大阪大会で、開会式を欠席した大阪学院大高(大阪府吹田市)が棄権扱いとなり出場できなかった問題で、大阪高校体育連盟のサッカー専門部が、開会式への出席がなければ棄権になるという規定を削除する方針を固めた。今年の大会から適用するという。 大阪高体連によると、今月14日に開かれたサッカー専門部の常任委員会で見直し方針が決まったという。このほか開会式の会場についても、競技場から体育館などの屋内に変更する予定という。 昨年の大阪大会では、シード校として出場する予定だった強豪校の大阪学院大高の顧問が日程を勘違いしたため開会式に出席できず、「開会式要項」に基づき棄権となった。保護者会が大会参加を求める嘆願書を高体連に出したが受け入れられなかった。
障害のある人がスポーツに親しむ環境は整っているのか――。朝日新聞が全国の障害者スポーツ協会にアンケートしたところ、7割以上が「整っていない」と回答した。一方、2020年東京パラリンピックが障害者スポーツに「いい影響を及ぼしている」と答えた協会は8割を超えた。パラリンピック開催をきっかけにした環境向上への期待が高まっている。 障害者スポーツの振興を目的に都道府県や一部の政令指定都市に設立された協会や協議会、計57団体にアンケートを実施し、すべてから回答があった。 スポーツに親しむ環境については、43団体が「整っていない」。選択肢から複数回答可で理由を選んでもらったところ、「施設数が少ない」が38団体で最も多く、「スタッフが少ない」▽「交通が不便」▽「施設の設備が不十分」と続いた。 岩手県の協会の担当者は「地域の施設を障害の有無にかかわらず利用できる環境整備が重要」と指摘。「施設までの移動手段
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- Section BGN -->\n<div class=\"Section jukentokushu_naka6_list pc\">\n<div class=\"Title\">\n<h2><a href=\"https://www.asahi.com/edu/exam/\">受験ニュース</a></h2>\n<ul class=\"SubLink\" style=\"float:right;font-size:.8rem;\">\n<li class=\"Fst\"><a href=\"https://www.asahi.com/edu/kyotsu-exam/\">大学入学共通テストへ</a
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県女川町で作られるエレキギターの販売が17日始まり、第1号機が、工房のある町中心部の商店街で披露された。 購入したのはヘビーメタル好きの須田善明町長(44)。ギターを製造した「セッショナブル」の梶屋陽介社長(33)のたたくドラムに合わせその場で演奏した。 女川産ギターには「ルックスも音質も革新的に」(梶屋社長)とのこだわりが込められている。通常はボルトで留めるギター本体とネックを、三陸沿岸に伝わる宮大工技術「気仙大工」の木組みでつなげた。また、弦を留めるテールピースには岩手県釜石市の会社で作るコバルト合金を採用。きれいな低音を響かせ、近年の演奏者から好まれる音質に仕上げた。町外から移住してきた20代社員の職人3人が「気仙大工」以外の製造を手がけている。 演奏後、須田町長は「(音に)感激した。海を越えてユーザーに届くかも知れない。女川になかった産業をみん
平塚市に拠点を置くサッカークラブの湘南ベルマーレが、新スタジアムの建設をめざすことになった。経済人やスポーツ団体役員らによる第三者委員会「湘南スタジアム研究会」の立ち上げが、平塚市内で7日開かれたベルマーレの評議会で了承された。民間主導で、コンサートなどにも使える施設をめざす。建設地は平塚、藤沢、茅ケ崎、小田原などの「ホームタウン」内で探すという。 ベルマーレが現在使用しているBMWスタジアム平塚の収容人数は約1万5千人で、浦和や横浜などとの人気カードはチケットが売り切れ、大幅な増収は困難な状況だ。クラブの収入は年間15億円前後で、選手の年俸に充てる予算が限られるため、J1に昇格し結果を残すと、主力選手が引き抜かれた。2010年以降、J1復帰とJ2降格を繰り返し、来季は降格する。 「事業規模を25億円に伸ばし、J1に定着し選手が残るようにするには、新しい『箱』が必要。横浜より西に大きなイベ
サッカーのJ1名古屋グランパスは3日、パロマ瑞穂スタジアム(名古屋市)であった今季最終戦の湘南戦で敗れ、J2降格が決まった。J1残留を信じて応援し続けたサポーターはがっくりと肩を落とした。 瑞穂開催では今季最多の1万8474人が詰めかけた。前半から2点を追う展開で、愛知県春日井市の会社員松本満莉奈さん(19)は「どんな状況でも信じている」と涙を浮かべた。結局、1―3で敗れ、初のJ2降格が決まると、観客席は静まり返った。 「残留」の大きな文字を書いた旗を掲げていた名古屋市緑区の会社員長谷川貴大さん(24)と同市瑞穂区の会社員吉田圭佑さん(25)は「やるせない。来年は『昇格』の旗を掲げたい」と話した。応援を先導した同市千種区の会社員山本真也さん(39)は「これだけの人が支えているのは誇り。みんなの力があれば、J1に戻れると思う。悔しさを次につなげ、前を向けるチームだと信じている」とエールを送っ
総務省は、テレビ番組をインターネットで同時に配信する「ネット同時配信」を2019年にも全面解禁する方針を固めた。NHKのネット同時配信を制限している放送法を改正し、民放にも参入を促す。ネットでNHKを見る人から受信料を取る仕組みについても議論を始める。 東京五輪・パラリンピックを前に、スマートフォンなどで場所を選ばずテレビを見られるようにする。若い世代を中心にネット動画を好む人が増え、米ネットフリックスなどの動画配信サービスが利用者を伸ばしている。テレビを持たない人も増えつつある。 総務省は、テレビ業界がじり貧に陥ればソフトを海外展開する「クールジャパン」戦略にも影響しかねないと懸念する。民放各社はスマホへの同時配信は東京のキー局と同じ番組を流すことが多い地方局から視聴者を奪いかねないとして反対してきたが、総務省はテレビを見ていなかった層にアピールする効果の方が大きいと判断。テレビ局が質の
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