2014年に、それまで厚生労働省の所管だった障害者スポーツが文部科学省の所管に移るなど、少しずつパラスポーツも「福祉」から「スポーツ」に変わってきている。しかし未だに人々の認識では福祉という面も大きいのかもしれない。 先日の平昌大会では、オリンピックと比べてパラリンピック競技の放映時間は少なく、ワイドショーなどを見ていてもパラリンピックの注目度はオリンピックよりも低いことが感じられた。この原因として、多くの人の心の中に、パラリンピック=「障害者の」スポーツ、という認識があるのではないかと思う。皆さんの中に障害者スポーツをプレーしたことがある人、または見たことがある人はどのくらいいるだろうか。テレビでの放映も少なく、体育の授業で体験することもほとんどないため、障害を持っていない人にとって障害者スポーツはなじみが薄く、ルールを知る機会や興味をもつ機会も限られているのではないか。
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