カラスという鳥はふてぶてしくて憎たらしいヤツだが、このロボットカラスは話が別だ。 アメリカ・メリーランド大学のロボット研究チームが開発した「Robot Raven III」は、鳥のように羽をはばたかせて飛行するロボット。このような形態のMAV(Micro Air Vehicle)はRobot Raven IIIが初めてではないが、左右の翼が独立して動くのが大きな特長のひとつ。これにより、本物の鳥と見間違えるような、アクロバティックな飛び方が可能になった。 Robot Raven IIIにはもうひとつ大きな特長がある。翼上面に太陽電池を備え、ソーラーパワーで動作するのだ。Robot Raven IIIを駆動するには30Wほどの電力が必要だが、翼面積いっぱいに太陽電池を敷き詰めたことにより、十分な電力量を確保できたのだという。充電設備を必要としないので、理屈の上では壊れない限りどこまでも飛んで
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