タグ

ブックマーク / erlkonig.hatenablog.com (3)

  • 「物語感覚」は普遍的ではないのかもしれない - 魔王14歳の幸福な電波

    5分で物語を作れるにようになるコツ リンク先の話題は非常に初歩的な話ですが、物語を実作するにあたってこういうところから入っていく姿勢は、大塚英志さんの物語論っぽいなと思いました。 大塚英志さんのやってる「物語論」のことは、ずっと不思議に思っていました。ああいうのは物語の批評的な意味での高度な分類やそれを肴にした与太話、または実利を度外視して分析のための分析に特化した高級学問としてけっこう面白いんですけど、それを実作に役立つものとし、「実用書」と銘打って『ストーリーメーカー』みたいなを出すのはどうなんだろう……と、ちょっと理解に苦しんでたんですね。これは大塚さんが単に変な人なだけなのか、それとも当に(需要だけでなく)効果のあるものなんだろうかと。 たしかに、物語を成立させるためには最低限の物語構造は必要*1なのですが、それは「車はタイヤが4つないと走れない」というようなものだと思うんです

    「物語感覚」は普遍的ではないのかもしれない - 魔王14歳の幸福な電波
  • 全描写が伏線のWeb漫画、 『胎界主』 が凄い、本当に凄い - 魔王14歳の幸福な電波

    Web漫画 胎界主 この漫画が、当に凄いのです。 無料で読めるWeb漫画です。だから「ネットでお金も払わずにこんな面白い漫画が読めるなんて、今はいい時代だなあ」なんて思いながら読み始めました。でも、十話も読み進めると、そんな条件付きの感想はどっかに吹き飛びました。「こんな凄い漫画が読めるなんて、当に嬉しい」 後半は、そんな感慨を抱きながらの一気読みでした。 一級のストーリー漫画だと思います。独自の宇宙法則/世界構造とか、派閥抗争に知謀を巡らす悪魔とか、腕力ないけど瞬時の状況対策が凄い主人公とかの話です。主人公は、人嫌いだけど人助けして金銭を巻き上げる、ブラックジャックが何でも屋に鞍替えしたみたいな男です。 とりあえず第一話を読んでみます。一読して、わけの分からない作品です。わけが分からないけど、にも関わらず明らかな魅力があります。だから、再読します。再読するとちょっと分かるのですが、や

  • フリーゲームにも傑作はあるのです - 叙情SF短編ノベルゲーム『きせきの扉』 - 魔王14歳の幸福な電波

    ダウンロードページ(Vector) フリーゲーム中心の同人サークル「アンディー・メンテ」から、プレイ時間十数分程度の無料短編ノベルゲーム『きせきの扉』を紹介します。人によっては傑作となる作品です。 すき・すき・すき・すき・すき・すきっていうノベルゲーム (DLページ紹介文) ねぇさびしいよ アンディー・メンテ (readme末文) アンディー・メンテのゲームは不思議です。あえて整形されないデザイン、意図的に放置される誤字脱字。ひと目で「素人の手製」という印象を与えるゲーム画面は、けれどどこか人を惹きつける原初的な魅力があります。それはときに私たちが幼児の描いた稚拙な絵に言い知れぬ畏怖を抱いてしまうのと、似たような原理なのかもしれません。 常に破滅や悲しみの色をたたえた荒涼たるストーリーと、コードウェイナー・スミスさんの後継者と言わんばかりの広大な宇宙観を背景としていながら、ゲーム画面に表示

    フリーゲームにも傑作はあるのです - 叙情SF短編ノベルゲーム『きせきの扉』 - 魔王14歳の幸福な電波
  • 1