阪神甲子園球場(西宮市)でプロ野球を観戦中に折れたバットが顔に当たり傷が残った女性が、球団側に損害賠償を求めた訴訟の判決が先月30日にあり、請求は退けられた。複数のプロ野球球団によると、ファウルボールなどによる負傷事故は日常的にあり、現場でのトラブルは「挙げればきりがない」という。実情を追った。【藤顕一郎】 各球場では、アナウンスや電光掲示板の表示、球場スタッフの警笛などでボールへの注意喚起をしている。それでもスタンドに飛び込んだボールでけがをする観客は1試合に1、2人はいるという。「ボールをよけようとしてバッグのストラップが引っかかって切れた」、「ジュースをこぼした」などの物損トラブルも後を断たない。 そうしたケースで、各球団がよりどころとしているのが、観客の安全と平穏な試合観戦の確保を目的に日本プロフェッショナル野球組織などが定めた統一ルール「試合観戦契約約款」(約款)だ。打球事故
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