「日本国歌は不快」の「不快」の部分の原語は「難聴」。基本的に曲の聞いた感じの良しあしを表す語で不快の意味はなく翻訳が誤訳に近い。 9月25日(2014年)、『仁川アジア大会に出場しているロンドン五輪競泳2冠の孫楊(中国)が、「日本の国歌は不快」と話していたことが25日明らかになった。』 という時事通信が配信した記事について。 この記事を見た瞬間、私は「日本国歌は××だ」、という××の部分は、中国語の原文では「難聴(発音はナン・ティン)」ではないか、と感じ、ネットですぐ元の発言を調べてみました。そうしたら、案の定というかやはり元の発言で使われていた中国語の語彙は「難聴」というこの言葉でした。 結論から先に言いましょう。私は、元の中国語の「難聴」という語を日本語で「不快」と訳したこの翻訳は、ほとんど誤訳と言ってもいいもので、結果的に日本人の中国社会への誤解を煽ってしまっていると思います。言葉は