朝。ある開発現場での初日。 割り当てられた机に座る。目の前で電話をしている人がいた。何を言っているのか、さっぱりわからなかった。彼の名はロン。出身は中国。オフショアで出している現地のエンジニアと打ち合わせをしていたらしい。 少し離れた島にも、意味不明な会話をする集団がいる。なんでも、インドからきたらしい。スーツにターバン姿がまぶしい。インド人もビックリではなく、わたしがビックリだ。 しばらくして、イランから技術者がやってきた。ここは、ほんとうに日本ですか。 ■世界の縮図 そういえば、自己紹介されたメンバーの中には「通訳」という肩書きの人が存在していた。そういうことか。フラット化した社会ここに極まれり。 もう、髪が赤色とか緑色だったり、左右の瞳の色が違う人がやってきても驚かない。 神戸という街は、国際色豊かな都市らしい。たしかに観光で来ている外国人は多いかもしれない。あきらかに地域に溶け込ん
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