3Dプリンターで「印刷」できる極薄のLED照明が登場した 写真=Rohinni 大手家電メーカーは、画面が反りかえった液晶テレビやスマートフォンの開発競争を続けている。実用性はともかく、市場へのインパクトでは残念ながら「印刷できるLED照明」に劣ると言わざるをえない。 米アイダホ州のスタートアップ、ロヒンニ(Rohinni)が、3Dプリンターで印刷できる、ぺらぺらに薄くて、ぐにゃりと曲げられるLED照明「ライトペーパー」(LightPaper)を開発している。 赤血球サイズの極小ダイオードを混ぜたプリント用の「インク」を作り、導電層に印刷する仕組み。電気を通せばダイオードが発光し、極薄サイズのLED照明になる。要は従来からあるフレキシブル有機ELディスプレイと同様の仕組みだが、3Dプリンターによって技術を汎用化するのが同社の狙いだ。 フレキシブルディスプレイの市場規模は2020年に世界32