上海にいる時は、大体3日に1度は福州路に行ってしまう。このあたりは、書店と文房具屋が多くて、美味くて安い飲食店も多い。一時期は、いつ電話しても私は福州路にいたので、福州路に住んでいるのと勘違いされていたこともあった。 ▲福州路で食事しようと思い歩いていると、誰かが倒れていた…見事な倒れっぷりであるが、これは乞食であろう。中国には芸をする乞食と、哀れを誘う乞食がいるけれど、これはその後者の方で、「もうダメだ…」みたいな、行き倒れ系の演出である。この人に近づいてみた。 ▲中国のこういう乞食のほとんどは、別に生活に困っているわけでもなく、「職業的」に乞食をやっている人だから、哀れんでお金をあげる必要はない…とよく言われる。そういう考えに良心が痛む人もいるだろうから、見分けのポイントを紹介しよう。 「ニセ乞食」の見分けのポイント ▲この乞食は靴を履いていない。周囲に靴が見当たらないところから考えて