火葬後に本人現れ発覚、福岡県警が遺体身元取り違え 福岡県警大牟田署が今月中旬、駅で倒れて死亡した佐賀市出身の男性(58)を同県大牟田市の男性(61)と身元を間違えて親族に伝えた。火葬の直後、61歳の男性が生きているのが見つかり、間違いが発覚。同署は「確認が甘かった」として、この男性や遺族らに謝罪した。 同署の説明によると、17日午前7時50分ごろ、大牟田市の西鉄大牟田駅前スロープ付近で男性が倒れているのを通行人が発見。病院に運ばれたが、間もなく死亡した。死因は心原性ショックで、身元を確認できる所持品はなかった。 その後、現場付近でリュックサックが見つかり、預金通帳や領収証の名義から、同署は61歳の男性が死亡したと判断。男性のいとこに顔写真を見せたところ、「間違いない」と認めたという。指紋は採取したが照合していなかった。18日に市内で告別式と火葬が行われたが、親族も間違いに気付かなかった。