【沖縄県】「今、南阿蘇で一番必要なものは、水と、テントか寝袋なんです。揺れが怖くて屋内で寝られないんです」 4月14日、熊本県を中心に最大震度7の強い地震が発生した時、大宜味村在住の30代女性のMさんは、おばの介護のため滞在していた南阿蘇村で被災しました。 睡眠中も絶え間なく襲う余震。 村内を流れる温泉がいつになく高温になっている異変に気付き、彼女は早めに村を離れる決意をしました。 九州中の交通機関が麻痺し、5歳の娘を連れてレンタカーでなんとか点つなぎに移動する中、16日深夜にマグニチュード7.3の「本震」が発生。 大規模な土砂崩れが起き、いつもウォーキングしていた同村の阿蘇大橋も跡形もなく崩壊しました。 2日がかりで何とか命からがら沖縄へ戻った直後、テレビからは、数日前まで滞在していた南阿蘇村の変わり果てた状況を伝えるニュースが繰り返し流れていました。 いてもたってもいられなくなったMさ