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ブックマーク / www.t.u-tokyo.ac.jp (2)

  • 量子力学から熱力学第二法則を導出することに成功 | 東京大学工学部

    プレスリリース 研究 2017 2017.09.06 量子力学から熱力学第二法則を導出することに成功 〜「時間の矢」の起源の解明へ大きな一歩〜 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻の伊與田英輝助教、金子和哉大学院生、沙川貴大准教授は、マクロ(巨視的)な世界の基法則で、不可逆な変化に関する熱力学第二法則を、ミクロな世界の基法則である量子力学から、理論的に導出することに成功しました。これは、極微の世界を支配する「量子力学」と、私達の日常を支配する「熱力学」という、二つの大きく隔たった体系を直接に結び付けるものです。研究では、量子多体系の理論に基づき、単一の波動関数(注4)で表される量子力学系において、熱力学第二法則を理論的に導きました。従来の研究とは異なり、カノニカル分布などの統計力学の概念を使うことなく、多体系の量子力学に基づいて第二法則を導出したことが、研究の大きな特徴です。さら

    量子力学から熱力学第二法則を導出することに成功 | 東京大学工学部
  • 東京大学工学部 量子暗号に30年ぶりの新原理 ー 「読まれたら気づく」から「読めない」手法へー :光量子科学研究センター 小芦雅斗教授

    2014/05/22 量子暗号は、量子力学の性質を利用して、盗聴者の計算能力や技術レベルに依存しない強固なセキュリティを持った通信を可能にする技術です。既存の量子暗号方式は全て、盗聴者が盗み見ると変化する通信路の雑音量を監視することで、不確定性原理を介して盗聴された情報量を見積るという仕組みに基づいていました。 東京大学大学院工学系研究科附属光量子科学研究センターの小芦雅斗教授と佐々木寿彦特任研究員は、国立情報学研究所の山喜久教授とともに、従来とは全く異なる動作原理に基づく量子暗号方式を提案し、通信路の雑音量を監視せずにセキュリティを確保できることを証明しました。新方式は、基的に通常のレーザー光源と干渉計の組み合わせにより実現可能で、盗聴者は何をしても、一定の小さい情報量しか得られません。 成果は「読まれたら気づく」方式から、「そもそも読まれない」方式への大きな転換です。従来の方式に

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