環境アセス対象の大型工事で珍騒動 これは私が会社に入って22歳の時に起きた実話です。笑い話でもあり、また、ある意味で教訓にもなる話だと思います。 当時、私は山岳地での工事に従事していました。その工事は、某国定公園内を工事ルートに含むため、環境アセスメントの審査対象となっていました。そして、環境アセスメントにおける事前調査や、工事ルート選定等の審議に多くの時間を要したことから、本工事は着工から竣工まで1年という短期決戦となりました。 工事内容は、30基を超える架空送電鉄塔設備の土木工事から、鉄塔組み立て・電線引き込み・鉄塔設置箇所の原形復旧までを行う、大型架空送電鉄塔の新設工事でした。 工期厳守のため、土木工事の休工日は、第一・第三日曜日の月2回だけで、平日に雨が降れば、その休みもなしという条件。全3工区の土木工事を同時着工しなければならない厳しい工事でした。 山荘を貸し切って作業員宿舎に