■ジョージ・ルーカスの秘密 映画「スターウォーズ・エピソード3~シスの復讐~」が好調だ。この作品は、ゲームソフト、キャラクターの版権ビジネスも同時進行しているので、大きな成功をおさめるだろう。ジョージ・ルーカスが他の映画監督と違うのは、キャラクタ版権への執拗なこわだり。それが結果として、彼を大富豪へと導いたのである。スターウォーズシリーズ5作で、グッズの売り上げは映画の興行収入の2.5倍で、約1兆円!映画の世界ではありえない。ということで、ジョージ・ルーカスは商売上手なのだ。スターウォーズは、1977年「スペースオペラ」の歴史年表にその名を刻んだ。 それまで、SF映画といえば、宇宙空間を航行すること自体が大変という設定で、こじんまりとした話が多かった。地球の近場、せいぜい金星や火星をウロウロする程度で、ワープ航法で太陽系を飛び出すなどというのは、例外中の例外であった。その例外の1つに、SF