ドーナツを穴だけ残して食べる方法はあるか。大人の私たちは、疑いもなくそんなの不可能だと思ってしまう。 関連情報を含む記事はこちら この命題をどこかで目にしたという人もいるだろう。かつてネットで取り上げられたこのネタには、次のような書き込みがされている。 統計派:「100万回食べれば1回くらい穴だけ残っているかもしれない」 芸術派:「私が存在しない穴を写実することでなんとかできないだろうか?」 言語派:「問いかけが漠然としていて厳密な対策が不可能」 報道派:「まずはドーナツに穴が空いているか世論調査すべき」… となかなか秀逸で答えを導き出す前に納得してしまいそうだ。 そんな「どうしたらドーナツを穴だけ残して食べられるか」という難題に真剣に向き合ったのが『ドーナツを穴だけ残して食べる方法 越境する学問 穴からのぞく大学講義』(大阪大学ショセキカプロジェクト:編/大阪大学出版会)だ。本書は、大阪
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