「80対20の法則」という言葉を聞いたことがあるだろうか。もともとは、イタリアのパレートさんが1890年代に発見した法則なので、パレートの法則とも呼ばれている。また、数学的には、その確率分布の名前「べき分布」からべき乗則とも呼ばれている。 パレートがもともと「80対20の法則」を発見したのは、収入の分布を研究していた時だった。彼が発見したことには、「上位20%の人が80%の富を独占している」というものだった。 日常の「80対20の法則」 このような法則は、経験則的にいたるところに見受けられると考えられている。例えば、以下のようなものだ。 社員の20%が売上の80%を担っている 仕事時間の20%が成果の80%を占めている 投資の儲けの80%は初期の20%から 他にも、「通読時間の20%を使って速読すれば、80%の内容は理解できる」なども、考えられる。これは、速読の読み飛ばしが成功する理由だ。