「自分の息子には、間違ってもこうはなってほしくない」。 セクハラ事件や離婚裁判に多く関わり、訴訟で毎日のように問題のある男性を見るたびに、そんな思いを募らせてきたという弁護士の太田啓子さん。裁判と二人の男児の子育てから得た見地から、社会が男の子に強いる「男らしさ」の抑圧と、その先に生まれる女性差別について書いた著書『これからの男の子たちへ:「男らしさ」から自由になるためのレッスン』が大きな話題を呼んでいます。 母親が経験として知らない男の子の成長過程、「性教育」をはじめ、なかなか踏み込みにくいもの。そんな中で息子さんと「何でも話せる関係」を作りあげた太田さんが大事にしていることとは?そして「これからの男の子たち」に、母親が伝えてゆくべきこととは、一体どんなことでしょうか? 太田啓子(おおた けいこ) 弁護士。2002年弁護士登録、離婚・相続等の家事事件、セクシュアルハラスメント・性被害、各