"表参道でまってるね" 彼女と 一番最後に撮ったチェキに 書かれていた言葉だ。 しかしその日、 僕は表参道には行かなかった。 「忙しくて 彼氏なんか出来ないよ〜」あの日以来、 僕はこの "忙しくて出来ない" というのは信用ならないことを学んだ。 本当に好きだったら、 大切なことだったら、 人は忙しくても なんとかして時間をつくるものだ。 〜アイドルフェスでの出会い〜あの日僕は 秋葉原の各ライブハウス合同でやる、 アイドルフェスイベントに参加していた。 元々48のヲタクだった僕は、 勝手の違う初めての経験に一人、 戸惑っていた。 「え、イケメン」 突っ立ってスマホを弄っていた僕に アイドルが話しかけてきた。 「いやいやいや」 スクールカーストの底辺を這いつくばって来た僕は、この人生で初めて言われた言葉を信じられなかった。 そんな僕なので、 ぐいぐい来る彼女に押されて Twitterをフォロー
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