第178臨時国会が13日召集され、野田佳彦首相が衆参両院で就任後初めての所信表明演説に臨む。会期は与野党が合意に至らず、与党が多数を占める衆院本会議で16日までの4日間を採決する見通しだ。自民党など野党は14日からの代表質問で、原発事故を巡る失言で辞任した鉢呂吉雄前経済産業相に対する首相の任命責任を追及する構え。野田政権発足後初めての国会は、冒頭から与野党の対決色が強まりそうだ。 【写真名鑑】野田内閣の顔ぶれ 政府・民主党は12日、首相官邸で「政府・民主三役会議」を開催した。民主党の輿石東幹事長が臨時国会の会期について4日間で閉会し、野党側が求めている衆参の予算委員会は26日以降、2日ずつ開く方針を報告し、了承された。会期を採決で決めるのは08年9月の第170臨時国会以来で、政権交代後は初めてとなる。【朝日弘行】 【関連記事】 【野田内閣最新ニュース】野田首相:公式ブログ「官邸かわ