大王製紙前会長の特別背任事件で、前会長・井川意高(もとたか)容疑者(47)が連結子会社やファミリー企業からの借入金のうち、約90億円を中国・マカオのカジノでのギャンブルに投じていたことが26日わかった。 シンガポールのカジノにも数十億円を投じていたことも判明し、借入総額は百数十億円に上っていた。東京地検特捜部は、ほぼ全額がカジノに使われたとみて、裏付けを進めている。 特捜部の調べなどによると、井川容疑者は2009年頃から非連結のファミリー企業などから数十億円を借り入れ、昨年5月12日〜今年9月6日には連結子会社7社に指示して106億8000万円を個人口座などに振り込ませていた。 関係者によると、この計百数十億円に上る借り入れのうち約90億円が、井川容疑者の口座を経由して、マカオでカジノを運営する会社が、日本に開設した口座に振り込まれていた。口座はカジノ専用の取引口座で、残高はほとんど
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く