オウム真理教による目黒公証役場事務長、仮谷清志さん(当時68歳)拉致事件で逮捕された平田信容疑者(46)と、逃走を助けた斎藤明美容疑者(49)は警視庁の調べに対し、17年近くに及んだ逃亡生活を供述し始め、暮らしぶりが徐々に浮かび上がってきた。 ただ、平田容疑者は教団の話になると口が重く、教団との関係や出頭の動機など謎も多い。同庁は来週にも、平田容疑者を爆発物取締罰則違反容疑で再逮捕する方針。 平田容疑者は1995年3月、教団から1000万円の逃走資金を受け取り、斎藤容疑者と東北地方に向かった。温泉旅館を泊まり歩き、最初の1年間で500万円を使ったという。 96年2月に大阪に移り、斎藤容疑者は天神橋筋商店街のスナックで働いたが約1年で辞めた。陰のある雰囲気を不審に思った店の関係者は97年、交番に届け出たが、斎藤容疑者はすでに店を辞め、姿を消していた。 「不自由でも幸せだった」 大阪府
政府は20日、税と社会保障の一体改革で打ち出した新たな子育て政策「子ども・子育て新システム」の最終案を公表した。15年度をめどに、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ「総合こども園」をスタートさせる方針を盛り込み、幼保一体化の議論はひとまず決着した。しかし、2万6000人に及ぶ保育所待機児童問題の解消策になりうるのかは不透明なまま。利用料などの詳細は関連法成立後に持ち越され、保護者の不安は消えていない。 新制度のモデルになるのは、06年10月に発足した現行の幼保一体施設「認定こども園」だ。保育所と幼稚園を統合した東京都新宿区の区立四谷子ども園。遊戯室で5歳児約50人が先生のピアノに合わせて歌や劇の練習にはげむ横で、ベテラン保育士の芦野美樹副園長は「幼稚園には遊戯室もピアノも潤沢な教材もある」と、保育に幼稚園の利点を生かせる魅力を語る。 しかし、厚生労働、文部科学両省が別に補助金を出す同園の新
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く